禁酒の国にワイナリー!?
モロッコのアルコール事情。

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禁酒の国にワイナリー!?
モロッコのアルコール事情。

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アフリカのイスラム教国モロッコ。宗教上アルコールは禁じられているはずなのに、実は歴史的な事情からワイナリーがあり、国内でも飲酒されている。その実情を、現地ワイナリーよりリポート!

Maya Wada(モロッコ在住)

アフリカの北西端に位置するイスラム教の国、モロッコ。

イスラムの国、といえば、宗教上「禁酒」のイメージだろう。

しかし、この国はかつてフランスの保護領であった時代にワインづくりが行われていた経緯から、現在でも国産ワインが出回っている。

さらに、国産ビールや各国から輸入されたアルコールも、バーやレストランで楽しむことができるし、スーパーでもお酒が手に入る。

はて、飲酒を禁じているはずの国でアルコール?

……と首を傾けてしまいたくなるが、これらアルコール類の生産や販売は、建前上あくまでも外国人向け。

ただし、おもしろいことに外国人の目から見て矛盾を感じる現象もある。

たとえば、宗教祭日の数日、非イスラム教徒であることを証明できないと、アルコール類は売ってもらえない。

(つまり、それ以外の日は、だれでもノーチェックで買えるってコト!?)。

また、断食月ラマダンの1カ月ほど前、「アルコールは1カ月絶たないと身体から抜けないのだ」と、突然アルコール断ちをする某国民がいる。

(つまり、それ以外の日は、飲んでいるってコト!?)

いくら禁止しても、やはり人間。

宗教的なタブーと現実との狭間に悩みつつ、ついついお酒を楽しんでしまうモロッコ人も「密かに」存在するらしい(…ということにしておこう!)。

その事実の裏側を、現地大手ワイナリーで伺った。

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