【この街ならこのバー5選】
不定期連載②【香港編】

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【この街ならこのバー5選】
不定期連載②【香港編】

15.01.2018 #World Topics HONGKONG

初めてその都市を訪れたなら、ツーリスティックなのは承知の上でも訪れたい有名バーがある。もちろん業界関係者注目のバーや地元の人しか知らないバーもピックアップ。連載第2回目は香港編です!

Miyako Kai(香港在住)

①【ザ・バー(The Bar)@ザ・ペニンシュラ香港】

西洋と東洋が融合しながら発展した、香港の歴史を物語るカクテルからバー巡りをはじめよう。

1928年にアジア初の国際ホテルとして創業して以来、「東洋の貴婦人」と称されてきた名門ザ・ペニンシュラ香港へ。

ここには絶世の美女にふさわしいさまざまな伝説があるのだが、「伝説のカクテル」もそのひとつ。

それはホテル内にひっそり佇む「ザ・バー」のスクリュードライバーに他ならない。

ザ・ペニンシュラ勤続60年を超えるという、これまた伝説の現役シニアバーテンダー、ジョニー・チュン(Johnny Chung)にまつわる物語だ。

ジョニーは1957年に15歳でザ・ペニンシュラに入社し、やがてバーテンダーとして当時のロビーバーで勤務するように。

たった10席ながら、世界の要人やスターが一年中訪れていたというこのバーに、ある灼熱の夏の午後、ザ・ペニンシュラに滞在中だった『風と共に去りぬ』のレッド・バトラー役で名高い名優クラーク・ゲーブルが、屋外での映画撮影を終えて飛び込んできた。

彼の注文は「スクリュードライバー」。

これがカクテル名とは知らなかったジョニーは、保守部門に連絡して、まさに工具のスクリュードライバーを手配しゲーブルに渡そうとした。

「ノーノーノー!」と驚いたゲーブルは、カウンターの中に入り、ジョニーの前で自らスクリュードライバーを作って見せたという! 

そのクラーク・ゲーブルのレシピとは、オレンジを丸ごと3個絞った、目の覚めるようなフレッシュさとジンのパンチが効いた、贅沢な夏のカクテル。

炎天下での撮影で消耗したゲーブルがやっとありついたお気に入りの一杯は、さぞかし身も心も和ませたことだろう。

以降「スクリュードライバー」はザ・ペニンシュラの伝説に!

ジャズピアノが流れるシックな空間に、紳士淑女がさらりと寛ぎに訪れる「ザ・バー」で、伝説のカクテルを味わいながら、そんな粋なエピソードに思いを馳せてみてはいかが?

★The Bar
1/F, The Peninsula Hong Kong, Salisbary Road, Tsim Sha Tsui, Kowloon, Hong Kong
http://hongkong.peninsula.com/en/fine-dining/the-bar

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