業界屈指の美人PR、児島麻理子が
NYの最新バーをナビゲート。
<後編>

PICK UPピックアップ

業界屈指の美人PR、児島麻理子が
NYの最新バーをナビゲート。
<後編>

15.01.2020 #Pick up

美人PRの児島麻理子さんがレポートするNYバー事情。後編では、児島さんが見たスピークイージーの最新シーンについてご紹介しよう。

文:Mariko Kojima, Edit:Ryoko Kuraishi

陽気なキューバの雰囲気が魅力の「Black Tail」。

非日常のバー。王道のスピークイージー!

スピークイージー発祥の街らしく、NYの有名バーは素晴らしい体験を提供してくれます。


訪れた中で個人的にとても好きだったのは、港沿いのpier Aに突如現れる「BlackTail」。


「Dead Rabbit」のSean MuldoonとJack McGarryの新たな挑戦であるここ、「Black Tail」は、「Dead Rabiit」が“隠”のカッコよさであるのに対し、 “陽”のカッコよさを追求しています。


色鮮やかなカーペット、バックバーに飾られた鮮やかな絵画。
まるでキューバの社交界に迷い込んでしまったかのような、踊りだしたくなる雰囲気の中、モヒートやラム&コーク、フローズンカクテルのグラスが進みます。

表(写真左)は人気のアイスクリーム屋、扉の奥(写真右)にはカクテルバーが広がる「UES」。

「Attaboy」、「Employee’s Only」などの名店は常に多くのゲストで賑わっていて、スピークイージー人気の健在ぶりが印象に残りました。
厚く重いカーテン、ガードマン、薄暗い照明が思わずヒソヒソ話をしたくなるような雰囲気を作っていて、こういうムードこそスピークイージーなのだと、こちらでは開眼の思い。


「インスタ映え」を求める女性は世界共通ですが、そんな女性たちに向けてはアイスクリームショップの奥の扉から入る、「UES」というスピークイージーが登場。


巨大プレッツェルのおつまみやアイスを使ったカクテルなど、絶妙に乙女心をつくラインナップで、シネマナイト、パジャマナイトといった各種イベントは、まさに現代のスピークイージー活用法と思えました。

クリスマスムードが楽しい「Miracle on the 21st street」。

体験というところでは、人気店「MACE」のホリデーシーズンの業態、「Miracle on the 21st street」が印象的でした。


ホリデーシーズンへの徹底ぶりは凄まじく、店員はサンタ帽(昼も道で被っていた!)を着用、店内はキラキラの照明で覆われ、バックバーにはスノードーム。
カクテルも器からなにからすべてがクリスマス仕様になっており、あるランキングでは「マライア・キャリーのクリスマス・コンサートの次にNYで体験したいこと」に選ばれたとのこと。


ひとつのバーが観光名所となるあたりにバーシーンの底力を感じました。

発展中のダンボ・エリア。ここにも新たなバーが生まれる兆し。

7日間で23軒を巡ったニューヨーク。
それぞれがバーやお酒に対して真摯に向き合い、時には度を超えるほどに自分たちがやりたいことを主張する。
そんな彼らの姿勢にこちらもついつい巻き込まれてしまう、そんな心地良さがありました。


同時に「Angel’s Share」や「NR」など、現地で絶賛されている日本人バーテンダーのジャパニーズ・バーテンディングには誇らしさも大いに感じました。


画家のルノワールは、「世の中にはきれいじゃないものがいっぱいあるから、僕は美しいものだけを描きたい」と言ったそうですが、バーもしかり。


ビジネスの世界や日常には大変なことがあふれているけれど、だからこそバーは美しくて非日常を醸してくれる場所であってほしい。
そんなことを、ニューヨークで改めて感じたのでした。


お酒の世界の探求はこれからも続きそうです。

SPECIAL FEATURE特別取材