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東京の夜と生きた「伝説のバーテンダー」、
Dannyさん引退記念インタビュー。- 前編 -
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愛川誠次郎/Aikawa Seijiro from「Danny's Bar」
そんなDannyさんですが、自身が生み出した梅リキュール「星子」を置き土産に2026年3月をもってついに勇退!半世紀に及んだバーテンダー人生を振り返る特別インタビューをお届けします。
文:Ryoko Kuraishi

Dannyさんといえば!の梅リキュール「星子」。昨年、正式リリースから20周年を迎えた。その年の梅の出来によって異なる味わい、香り、余韻が特徴。「星子2025ヌーヴォー」¥3,630
Dannyさんのバーテンダー人生は、かつて原宿にあった「シネマクラブ(Cinema Club)」という店でスタートした。1976年のことだ。
「シネマクラブ」はデザイナーやミュージシャン、フォトグラファー、スタイリストといった気鋭のクリエイターたちの溜まり場だったレストラン・バーで、70年代のカウンターカルチャーの発信地ともいわれている。
数年間に及ぶアメリカの放浪生活を終えて帰国したDannyさんはNY滞在中に身につけたバーテンダーのスキルを生かし、ここのバーカウンターに立つことになった。
長いドレッドヘアをなびかせ、両手に持ったシェイカーで作るパンチの効いたカクテルはあっという間に評判になった。当時の東京のバーシーンには、ドレッドヘアのバーテンダーも、レゲエを流すカジュアルな(でも本格的な)バーもなかったから。
バーシーンとファッションやカルチャーを結びつけたという意味で、Dannyさんの「シネマクラブ」は現在のバーシーンの礎を築いたといっても過言ではないだろう。
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