UK発、SDGs最前線レポ。
時代は地球にやさしい紙製ボトル!

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UK発、SDGs最前線レポ。
時代は地球にやさしい紙製ボトル!

#World Topics England

ここイギリスでは、ドリンク業界にも環境保全の波が着実に押し寄せている。紙製ストローがすっかり浸透した今、続いてお目見えしはじめているのが、紙製ボトルのお酒。というワケで、実際どんな感じなのかをご紹介します!

Miyuki Sakamoto(ロンドン在住)

テスト販売された「アブソルート・ウオッカ」の紙製ボトル。

あの「アブソルート」のボトルが紙製!?

「アブソルート・ウオッカ(以下アブソルート)」は再生可能なボトルへの切り替えの一環として、2023年6月から8月の3か月間、イギリスで試験的に紙製ボトルに入ったウオッカの販売を行った。

この試みは世界的なブランドのスピリッツとしてはイギリス国内で初の試みとなる。

紙製ボトルが採用されているのは500mlサイズの商品。

北部の街マンチェスター市内の大手チェーン系スーパー「テスコ」の22店舗のみでの取り扱いだった。

価格は16ポンド(約3,000円)だ。

試験販売の場としてマンチェスターが選ばれたのは、この街には整ったリサイクル環境があることと、リサイクルに取り組む市民の割合が高かったからだとか。

とはいえ、この「アブソルート」の新しい紙製ボトルに関しては特に堅苦しく考えることはなく、これまで通りに空いたボトルを家庭のリサイクルごみとして出せば良いだけだ。

このボトルは57%の紙とリサイクル可能なプラスチックからできていて、重さはガラス製ボトルの1/8。

従来のガラス製ボトルもリサイクルはできるが、重量が軽くなることで輸送時の二炭化酸素の排出量の低下につながり、そしてなによりも消費者にとっては購入後の持ち運びもぐっと楽になる。

ボトルデザインを一新してしまうのではなく、「アブソルート」ならではのアイコニックなシェイプを残しているのも印象的だ。

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