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ナパ、ワインカントリー発、 花と緑を愛するバーテンダー。 ＜前編＞

INTERVIEWバーテンダーインタビュー

ナパ、ワインカントリー発、
花と緑を愛するバーテンダー。
＜前編＞

#Interview

Scott Beattie by「Goose ＆ Gander」

カリフォルニアワインの中心地であるナパバレーで、多くのゲストの心を捉えて離さない一人のバーテンダーがいる。スコット・ビーティー氏。色とりどりの花やハーブを駆使する独自のカクテル哲学に迫る。

文：Elli Sekine（サンフランシスコ在住）

ここはサンフランシスコの北に広がるワイン産地、ナパバレー。

樹齢200年の杉の木がエントランスに聳える、90年の歴史を持つ隠れ家的な一軒家のレストラン「Goose and Gander」。

花が咲き乱れる広いガーデンテラスのその地下に、今回紹介するスコット・ビーティー氏のバーがある。

煉瓦の壁に石造りの古い暖炉が、タイムスリップしたような気持ちになるノスタルジックなスペース。

まだバーには木漏れ日が入る遅い午後。フロアに足を踏み入れた瞬間、フレッシュなハーブと花の匂いに包まれた。

まるでここは花屋さんであるかのように、生花で溢れている。

そこへ噂のカリスマバーテンダー、スコット・ビーティー氏が、今日調達してきたばかりのハーブや花を持って現れた。

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