THE HISAKA:
バー不毛地帯、高田馬場に出現した
クラフトジンのテーマパーク。
<前編>

INTERVIEWバーテンダーインタビュー

THE HISAKA:
バー不毛地帯、高田馬場に出現した
クラフトジンのテーマパーク。
<前編>

#Interview

Hiroyasu Ogura/小倉広康

これまで本格バーの不毛地帯とされていた東京・高田馬場に、クラフトジンに特化した「THE HISAKA(旧店舗 Bar hisaka)」をオープンした小倉広康さん。オープンまもないながらも「ジンといえばHISAKA」と言われるまでに至った理由を探るために「THE HISAKA」へ。

文:Drink Planet編集部 撮影:Akiko Sameshima

「THE HISAKA」の「GIN STORE」兼「TASTING ROOM」。

高田馬場ってどんなエリア!?

新宿と池袋という東京を代表する2つの歓楽街に挟まれた高田馬場は、飲食店こそ多いけれど、バーに関してはほぼ不毛地帯といって差し支えないだろう。

高田馬場周辺は早稲田大学や各種専門学校を控え、昔から学生街として知られてきた。

中国、モンゴル、台湾、ミャンマー、ベトナム、スリランカ、ウズベキスタンといった海外からの留学生も多く、その留学生を支えるための各国本格料理店が多いのも特長といえる。

特にミャンマー人オーナーによるミャンマー料理店が数多く立ち並び、最近では「リトルヤンゴン」なんて呼ばれることも。

しかも、お隣りは日本最大のコリアンタウンで知られる新大久保だ。

というワケで、若者や外国人は多いものの、本格的なバー(特にクラフトカクテルを供するようなバー)はほとんどないに等しかった。

そんななかクラフトジンに特化した「Bar hisaka」が2019年2月に開業。

入居していたビルの取り壊しの為、2022年10月に閉店を余儀なくされたが、2023年2月には同じ高田馬場で場所を変えて(さらにはグレードアップして)、「THE HISAKA」として再オープンを果たした。

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