Sunken Harbour Club:
伝説のティキポップアップが、
ついにバーとしてオープン!
<前編>

INTERVIEWバーテンダーインタビュー

Sunken Harbour Club:
伝説のティキポップアップが、
ついにバーとしてオープン!
<前編>

#Interview

Garret Richard/ギャレット・リチャード by「Sunken Harbour Club」

2021年にNYブルックリンにオープンしたティキバー「Sunken Harbour Club」は、もともとはポップアップだったんだとか。なにかと誤解が多いティキについて、チーフ・カクテル・オフィサーのギャレット・リチャード(Garret Richard)に話を聞いた。

文:Chiyo Yamauchi(NY在住)

Photo by Lizzie Munro

もともとは、伝説のポップアップ!?

2020年の春以降、パンデミックの影響で、ニューヨークでは数々のバーが閉店に追い込まれた。

その一方で、新しくオープンした店も多く、活気を取り戻したニューヨークの新たな人気アドレスとなっている。

そのひとつが、2021年10月にブルックリンにオープンしたティキバー「Sunken Harbour Club(サンケン・ハーバー・クラブ、以下SHC)」である。

SHCは、もともとは「ポップアップだった」という。

同店の共同創始者セント・ジョン・フリゼル(St. John Frizell)の別店舗、アメリカンレストラン&バー「Fort Defiance(フォート・デファイアンス)」で毎週木曜日の夜に行われるイベント「ティキ・ナイト」が始まりだった。

2012年のことだ。

それは、毎週ゲストバーテンダーを呼んでティキカクテルを振る舞うというもので、知る人ぞ知るニッチなイベントだった。

だが、回数を重ねるごとにカクテル通の間で注目を集め、ポップアップでありながらも「ブルックリン最高のティキバー」と言われるまでに評価されていた。

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