ミシュラン2022授賞セレモニー
史上初の地方開催はコニャック!

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ミシュラン2022授賞セレモニー
史上初の地方開催はコニャック!

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毎年世界中のグルメをわかせる仏ミシュランガイド受賞セレモニーが、ミシュランの歴史上初めてパリを飛び出し、地方の町コニャックで開催された。その意図は? どんなイベントが開催され、結果どのような変化がもたらされたのか? セレモニーへの招待を受け、現地取材した。

Keiko Sumino Leblanc(パリ在住)

初の一つ星を獲得した「レストランA.T」の田中淳オーナーシェフ。

コニャックで開催された理由とは?

飲食業に携わる人間なら、世界中誰もが知っているミシュランガイド。星の数を参考に、記念日のレストランを選んだ経験のあるドリプラ読者もいるだろう。

料理人にとっては最高のステイタスであり、美食家たちにとっては信頼できるバイブルとも言えるミシュランガイドが、今年初めて受賞セレモニーの場をパリの外、地方都市に移した。

場所はコニャックだ。ミクソロジーに欠かせないスピリッツの産地である。
なぜコニャックなのか? その前にミシュランガイドの歴史を少し紹介しよう。

1900年パリ万博の年、ミシュランタイヤの創業者であるアンドレとエドワード・ミシュラン兄弟は、400ページのガイドブックを発行した。

当時、車はまだ珍しく、ガソリンスタンドは存在せず、なんとガソリンはそれを扱う食品店で購入するものだったそうだ。

そこで情報が必要になる。ミシュラン兄弟は、ガソリンを扱う食品店や、修理工場、病院など、ドライブに不可欠な情報を集めたガイドブックを作り、ミシュランタイヤを購入した人たちに無料で配布した。これがミシュランガイドの起源だ。

年月を重ね、車の旅をより快適にするホテルやレストランの情報をカバーするようになり、さらに年月を重ねて現在のグルメガイドに発展。有名な星の格付けは、1926年に誕生した。

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