フレキシブルに、自然体でSDGsを実践する
パリのバー「Kouto」

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フレキシブルに、自然体でSDGsを実践する
パリのバー「Kouto」

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ゼロウエイスト、季節の素材、短縮流通etc.。SDGsのアプローチを自然体で実現するカクテルバー「Kouto(クト)」がパリにオープンし、3年半が経過した。「あらゆる人にとって心地よい場を」がモットーの経営は、コロナ禍を乗り越え、フレキシブルかつロジックに経営者の価値観を具現化していた!

Keiko Sumino Leblanc(パリ在住)

シリンヌ・カバレ=バゼンヴァル氏と、クラフトビール、ナチュラルワインが並ぶバックバー。

同姓カップルが経営するパリのバー

Kouto クトという不思議な名前のカクテルバーが、2017年12月にオープンした。場所はパリ10区、ル・サンディカやコパーベイ、ボノミーなど、人気店がひしめくパリで一番熱いエリアだ。

店名を見て、クト、つまりナイフ(Couteau)のことかなと、フランス人は連想する。

「料理人のアプローチでカクテルを作る。そんな私たちの意図を店名にしました」
と説明するのは、共同経営者の一人、シリンヌ・カバレ=バゼンヴァル氏。

彼女と、公私共にパートナーのマリー・カバレ=バゼンヴァル氏の二人はレストラン業界出身だ。シリンヌ氏はマネージャー、マリー氏は料理人だった。

その後マリー氏は専門教育を受け直し、会員制ホテル・サン・ジェームズのバーテンダーとなる。シリンヌ氏は独学でバーテンダーに転身した。

同性カップルが独立し、経営しているカクテルバーは、パリでもまだ珍しい。

コロナ禍の夏、営業面のダメージをカバーすべく、マリー氏は南仏のイベントへ出張中。インタビューはシリンヌ氏単独で行った。

まず知りたいのは、彼女らがなぜゼロウエイスト、季節の食材、短縮流通をカクテルバーで実践するのか。

SDG’sが掲げる飢餓撲滅や環境保全、エネルギー消費を抑えCO2を削減するといった目標を意識してのことなのだろうか? 

そして、料理人のアプローチで作るカクテルとは?

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