BATW2013、優勝はUK代表
ラスティ・セルヴェン氏！

去る2013年5月3日～7日の5日間、オランダ・アムステルダムにおいて、ボルス社主催の世界的なバーテンディング・コンペティション「BOLS AROUND THE WORLD（以下BATW）2013」が開催されました。

今年は世界66ヵ国、総勢3,000人以上のバーテンダーがエントリー。

インターネットでの書類審査、筆記試験、動画審査などを経て、世界各国から21人の精鋭たちがアムステルダムに集まりました。

日本エリア代表は、大阪「BAR OPEN DOOR B2」のチーフバーテンダー、西田美智絵さん。

2012年の宮之原寿美礼さんに引き続き、日本からは女性バーテンダーの参戦となりました。



21人のうち、最終日のグランドファイナルの舞台に立てるファイナリストは12名。

まずはボルス社の歴史やプロダクツを学ぶために、ジュネヴァの貯蔵庫を訪問したり、アカデミーで講習を受けたり、ミュージアム（House of Bols）を見学したり……。

と同時に、オランダという国を知るために、帆船で港町や小島、市場などを訪れ、それぞれがオランダ、あるいはアムステルダムのイメージを高めていきました。

というのも、セミファイナルの課題が、オランダという国にインスパイアされた「Iconic Dutch Cocktail」だから……。

西田さんは、酪農王国オランダの農場をイメージしたカクテルで、見事セミファイナルを通過し、最終日のグランドファイナルの舞台へと駒を進めました。



グランドファイナルは7日夜に、アムステルダム最大のナイトクラブ「エスケープ」で開催。ヨーロッパのバー業界関係者（有名人の顔もちらほら）やバーテンダー、飲食店のオーナーなど約1,100名がオーディエンスとして集まりました。

グランドファイナルの課題は「A Cocktail Represents You」。

つまりは、それぞれ出身国やパーソナリティーを感じさせるカクテルをつくらなければならない訳です。

優勝したのは、UK代表のラスティ・セルヴェン氏（Rusty Cerven）。

スロバキア出身で、ロンドンの名門ホテルバー「The Connaught Bar」で腕を振るう注目の若手バーテンダーです。

優勝賞品のひとつである世界4都市をめぐるカクテルツアーでは「マストで東京に行きたい！」とのこと。今からFacebookなどで、彼にコンタクトをとってみてはいかがでしょう？

残念ながら優勝を逃した西田さんですが、ファイナルに残った副賞として、アムステルダムでのアンバサダー研修とボルスアンバサダーの称号が授与されました。今後はバーショーやセミナーなど、BATWでは終わらない活躍が期待されます。



世界との距離がますます縮まる昨今のバーシーン。

どりぷらでは今後も、日本人バーテンダーの方の世界での活躍をお伝えしていく予定です。

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