PICK UPピックアップ
あのイベントが、ついに日本上陸!
「東京カクテル7デイズ2017」
<後編>
#Pick up
東京カクテル7デイズ by「東京カクテル7デイズ」
拠点となる”Village”では、ワークショップやセミナーなどカクテルファンの好奇心を満たすイベントも。先着順なのでご応募はお早めに。
アツい盛り上がりを見せたシンガポールに続き、東京で開催される運びとなった、カクテルの一大祭典。
「東京カクテル7デイズ2017」ではこのイベント全体のテーマを『Classic VS Futuristic,from 1847〜2047』と掲げている。
カクテルが生まれたとされる1847年から、現代より少し未来の2047年まで、200年という時代の変遷を各店舗のバーテンダーに意識してもらい、オリジナルカクテルを作ってもらうという趣向だ。
カクテルの歴史をリスペクトするバーテンダーが新たな視点で生み出すカクテルを、DRINK PLANETではとても大切に考えている。
一般のゲストにも1847年にカクテルが生まれたこと、カクテルにはそれぞれの歴史やものがたりがあることを知って欲しいという思いから、こうしたテーマを考案した。
今回のイベントではそれぞれの個性や技が光るツイストの効いたカクテルが多数登場予定だ。
例えば、こちらは西麻布QWANGの長谷川康弘さんが考える、Classic VS Futuristic ~from 1847〜2047~。
西麻布QWANGが提案するカクテル。左はアンティークのグラスでサーブされるブールヴァルディエ、右は「星子」のスパイスが香るライラックワイン。
長谷川さんがチョイスしたクラシックカクテルは、「ブールヴァルディエ」。
1900年代前半に生まれた、「伊達男」と名付けられたカクテルはバーボンウィスキーをベースにカンパリ、スイートベルモットを加え、最後にオレンジピールを香らせる。
いわばウイスキー版のネグローニといったところ。
バーボンには今イベントの推奨ブランドである「Woodford Reserve」を使用した。
「日本人からオーダーが入ることはまずないんですが、アメリカ人には好まれる方が多いですね。
今回は王道のマンハッタンやオールドファッションドではなく、あえてブールヴァルディエを選び、甘くてビターでパンチのあるこのカクテルをツイストしました」(長谷川)
2047年を意識した「未来」のカクテルは、カンパリの代わりに日本生まれの梅リキュール、「星子」を使って仕上げた「ライラックワイン」。
ニーナ・シモンが歌った「Lilac Wine」から名付けた。
「30年後というともしかしたら自分もまだ現役で、カウンターに立っているかもしれません。
今から30年という歳を重ねた自分がまだバーにいたら……そんな状況を想像して、その時に作っていたいカクテルを考案しました。
『Lilac Wine』の歌詞に出てくる表現もこの味わいに近くって、もしライラックワインが実在するなら、きっとこんな一杯なんだろうなと思います」
ロンドン・カクテルウィークに大いに刺激を受けたという長谷川さん。
ところで、2013年のロンドン・カクテルウィークに参加した長谷川さん、現地でリアルに体験したあのイベントにプロとして大いに刺激を受けたのだとか。
「当時のロンドンはクラシックカクテル流行りだったんですが、日本とは違い、忘れ去られつつあるクラシックに光が当てられていたのが印象的でした。
そういうカクテルのツイストもバーテンダーそれぞれが趣向を凝らしていて、どれも大変ユニークでしたね。
ロンドンのバーテンダーはみな、知識も豊富でゲストを楽しませようとするサービス精神にあふれていて、彼らの姿勢や気概に大いに影響を受けました。
当時は日本のバーテンダー、バーテンディングは技術、ホスピタリティともに素晴らしいと絶賛されていたんですが、海外のバーテンダーもこんなに勉強熱心でエンターテインメント性があって、果たして日本人はそんなに図抜けているのかって不思議に思ったことを覚えています」
そんなわけで、数年後には海外からたくさんのゲストが訪れるようなイベントに成長してほしいと、期待をもって「東京カクテル7デイズ」に参加することに。
「普段、カクテルを口にする機会の少ない人にとっても、格好の入り口になると思います。
一般のゲストにバーホッピングを楽しんでもらって、カクテルの奥深さを感じてもらえたらいいですね」
イベント期間中は特別メニューも登場!アジアのエキゾチックなスパイスやハーブが香る「QWANGのキーマカレー」はバーホッピングの腹ごなしにもぴったり。¥1,080
同様に、先ごろのシンガポールに感銘を受けたというバーテンダーも前向きなコメントを寄せてくれた。
「第一回目の開催となるので認知度としてはまだまだこれからですが、東京でもこんなことをやっているということを発信していきたい」(Bar Ben Fiddich 鹿山さん)
「いずれは東京カクテルウィークに来ることがバーテンダーにとって一つのステータスとなるように。
そんなイベントを目指して、まずはその一歩となればいいと思います。
そして、まだバーの世界をあまり知らない一般のゲストに少しでも楽しんでもらえるよう、自分たちも工夫を凝らしていきたいですね」(PAVILION 杉浦さん)
日本には歴史あるすばらしいバーがたくさんあるのに、バーで提供されるカクテルと居酒屋で飲むドリンクには今も大きな隔たりがある。
せっかく東京にいるのに、居酒屋で提供されるカクテルしか知らない人がいることはとても残念なことだとDRINK PLANETは考える。
世界を股にかけて活躍する日本のバーテンダーが発信するムーブメントや新しいカクテルを一般の層も伝えるべく企画したのが、この「東京カクテル7デイズ」なのだ。
期間中はプロも一般ゲストも楽しめるコンテンツを様々にご用意。
過去から未来へ、未来から過去へ、そんな時空を超えた旅ができるのが、お酒やバーでの楽しみである。
一般のゲストにはぜひ、バーの世界の入り口として活用してもらいたい。
また、バーテンダーには、ユニーク&クリエイティブなカクテルで東京のバーシーンを大いにアピールしていただきたい。
日本のバーの盛り上がりをリアルに伝える「東京カクテル7デイズ」、どうぞご期待下さい!
SHOP INFORMATION
東京カクテル7デイズ | |
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2017年5月22日〜5月28日 渋谷区代官山町1-1(Village) |