
INTERVIEWバーテンダーインタビュー
BKK Social Club:
バンコクで頂点を極めた
ホテルバーの成功の鍵とは?
<後編>
#Interview <
Philip Bischoff/フィリップ・ビスコフ by「BKK Social Club」
ペリエ社主催のAsia's 50 Best Bars 2023で3位に輝き、World’s 50 Best Bars 2023では14位とAsia’s Best Barに躍り出た「BKKソーシャルクラブ(BKK Social Club)」。前年から一気に飛躍した秘密をマネージャーのフィリップ・ビスコフ(Philip Bischoff)さんに訊いた。
文:Umemoto Masao(バンコク在住)
コロナ禍が新規オープンバーを襲う!
シンガポールの「フォーシーズンズ(現在の名称はリージェントシンガポール)」内にあるバーの「マンハッタン(Mahattan)」を評判店へと変身させたフィリップ・ビスコフ(Philip Bischoff)さん。
2019年、彼は同じフォーシーズンズがバンコクに新しくオープンするホテルのバーマネージャーのオファーを受ける。
前編で述べたように往時のブエノスアイレスを再現するというバーのコンセプトを決定し、オリジナルカクテルを含めたドリンクリストを作り、スタッフの採用をしたりと開店までにすることは山ほどあった。
そして、2020年12月、ついに「BKKソーシャルクラブ(BKK Social Club)」がオープンする。
しかし、タイミング悪く2021年1月にパンデミックのため一時閉鎖。
2月に再オープンしたが、再び4月に閉鎖する羽目になる。
タイ政府の新型コロナ対策によるアルコール関連規制の影響だ。
飲食店でのアルコール提供の禁止や店そのものの営業停止、一般の小売りまで禁止するという事態になった。
また規制が突然出るのでこちらは右往左往するのみ。
バンコク在住の筆者も困惑した。
第二波の際、「アルコールの小売りを明日から禁止。現時点では無期限」という宣言を出された時はパニックに陥りそうになった。
とりあえずスーパーでビールやウイスキーをまとめ買いしてしのいだのだが……。
話を元に戻そう。
コロナ収束が見えてきた2021年11月末、「BKKソーシャルクラブ」は再オープンする。
「2021年はまるでローラーコースターに乗っているようでしたよ。上に行ったり下に行ったり……。なにしろ開いている日よりも閉じている日の方が多かったんですから」
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