今月のカクテル
マティーニ

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今月のカクテル
マティーニ

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提供:Drink Planet 編集部

誕生日は4月13日

誰の誕生日かって? ジェームズ・ボンドです。

1953年のこの日、作家イアン・フレミングの最初の小説「カジノ・ロワイヤル」が出版され、不朽のキャラクターのひとり、ジェームズ・ボンドが誕生したのです。

フレミングがボンドの飲み物として選んだのが「ヴェスパー・マティーニ」。
ゴードン・ジン、ウオッカ、キナリレ、そして大き目のレモンピール。
ちなみに、このカクテル名は、ボンドガールのヴェスパー・リンドが由来。

これ以外にもウオッカベースのマティーニを好んだボンドのあの言葉も、映画のおかげで有名に!。
「Vodka Martini, Shaken, not stirred」(ウオッカ・マティーニを、シェイクで。ステアせずに!)。

今月は、ボンドの誕生を祝いつつ「マティーニ」をチェック!

ロンドン DUKES BAR のレジェンド Alessandro Palazzi(アレッサンドロ・パラッツィ)さん  ( 画像:DUKES LONDON Instagramから)

ロンドン DUKES BAR のレジェンド Alessandro Palazzi(アレッサンドロ・パラッツィ)さん ( 画像:DUKES LONDON Instagramから)

ドライから洗練へ

「マティーニ」の起源は、マルティネス・カクテルだという説が広く受け入れられていますが、ベルモットのブランドに由来するという説などもあり、正確なところは誰にも分らない、というのが事実。

ジュネヴァやオールドトムジンをベースに、スイートベルモット、キュラソー、ビターズで親しまれた「マティーニ」も、19世紀から20世紀にかけて次第にドライになっていきます。

「ドライ・マティーニ・カクテル」のレシピが初めて書籍に記載されたのは20世紀初頭。
「ドライ・マティーニ」は、ロンドンドライジンの出現に大きく影響されている可能性が高いとも言われています。

その後、使われる素材の変化も含めて数十年かけて徐々にドライ化が進み、現代の洗練された「マティーニ」に進化してきています。

ところで、ボンドと言えばロンドン。ロンドンで「マティーニ」をとなれば、一度は訪れたいのが「DUKES BAR」。
歴史あるセント・ジェームズ・メイフェアの中心部に位置する洗練された高級ホテルDUKES LONDONのバーです。
「世界最高のマティーニ」のひとつを提供していると言われるこのバーに、イアン・フレミングも頻繁に通ったとか。

「DUKES BAR」を語る際に欠かせないのが、レジェンド、アレッサンドロ・パラッツィさん。
彼がつくる「デュークス・マティーニ」や「ヴェスパー・マティーニ」に圧倒された方も多いはず。
引き締まった飲みごたえある一杯には、彼のこだわりと誇りを感じざるを得ません。
添えられたオリーブが、また美味しいことったら!

(左)パレスホテル東京で提供される伝統の「マティーニ」(右)大竹学さんの「モダンマティーニ」

(左)パレスホテル東京で提供される伝統の「マティーニ」(右)大竹学さんの「モダンマティーニ」

日本の「Mr.マティーニ」

実は、日本にも「Mr.マティーニ」と呼ばれた伝説のバーテンダーがいらっしゃいます。
故・今井清さんです。彼の遺志を受け継ぐのは、パレスホテル東京「ロイヤル バー」マネジャーの大竹学さん。
詳しくはこちらを

伝統の「マティーニ」の基本レシピは、冷蔵保存したゴードン ロンドン ドライジン、ノイリー・プラット ドライ、オレンジビターズ。氷とともにステアし、今井さんがデザインした特製マティーニグラスに。最後に、グラスにオリーブを沈め、レモンピールをひと吹き。

ちなみに、大竹さんの考える「マティーニ」のひとつも是非。
No.3 ロンドンドライジン、セイクレッド・エクストラドライ・ベルモットを使った「モダンマティーニ」。
セイクレッド・ベルモットは、なんと「DUKES BAR」が開発したもの。(繋がりますね~)

現代を映す「マティーニ」ツイスト

わずかな素材で、しなやかに表現するカクテルを3点。
(店舗情報は取材当時のもの)

<左>
「DESTROY ALL MONSTERS デストロイ・オールモンスターズ」 by Holly Graham&Waka Murata/ホリー・グラハムさん&村田和香菜さん
Tokyo Confidential/東京都港区
「UMAMI」をマティーニで表現したシグネチャー

<中>
「Money Penny マニーペニー」 by Low-Non-Bar Team/ローノンバーチーム
Low-Non-Bar/東京都中央区
ボンドマティーニを、ローアルコールで仕上げた一杯

<右>
「Margarette マルガレッテ」 by Ismael Martinez“El Pollo”/イスマエル・マルティネス(ポジョ)さん
HANKY PANKY/メキシコシティ
王道マティーニをメキシコ流に表現!

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