2012年は、モナン創業100周年!!
モナンがバーテンダーに愛される理由。

SPECIAL FEATURE特別取材

2012年は、モナン創業100周年!!
モナンがバーテンダーに愛される理由。
[vol.02] - 日仏貿易社長インタビュー!

#Special Feature

文:Drink Planet編集部

 
祝100周年!

モナンの日本輸入総代理店である日仏貿易社長ブノワ・ショヴェル氏に、モナンの魅力を直撃インタビューしました。

Q 今年100周年を迎えるモナンについて、モナンに長らく携わってきた社長様から、改めてその歴史をお聞かせください。

モナンはフランスの古都ブールジュで1912年に創業。当時はシロップではなく、フルーツリキュールのメーカーとしてスタートしました。80年代からフレーバーシロップの開発に本格的に着手し、90年代に輸出に力を入れ始めました。現在はフランス2カ所と、アメリカ、マレーシアの4つの工場を持ち、世界140カ国に流通しています。

Q 本国フランスでは、モナンはどのようなポジションにありますか?

一般の方も知っているとは言い切れませんが、飲食関係のプロフェッショナルであれば、まず間違いなくモナンを知っています。バーやカフェ、レストランなどには必ず置いてあるといっていいでしょう。フランス以外ではドイツ、イギリス、アメリカ、そしてアジア市場では日本が第1位の流通量を誇っています。

Q 90年代以降、モナンが急速に世界に広がった理由はなんでしょうか?

これはモナンの哲学のひとつでもあるのですが、お客さまであるバーテンダーの方や飲食関係の方々に対して、モナンが常にドリンク・ソリューションを提案してきたからだと思います。ただ商品を売るのではなく、その商品を使ってどんなドリンクができるのか、どんな展開ができるのかを、お客さまとともに模索しながら歩んできたのです。その一環として、MONIN CUPがあり、新商品のフルーツミックスがあり、MONIN STUDIOがあるのです。

Q フランス人である社長様から見て、日本のバーテンダー、日本のバーシーンはどう映りますか?

仕事柄、本国フランスをはじめ、世界各国のバーテンダーを見てきましたが、日本のバーテンダーのレベルは世界一だと断言できます。テクニック、品質保持、創造性、ホスピタリティはもちろん、特に味覚が優れているように感じます。そんな日本のバーテンダーの方々にモナンが支持されていることを誇りに思います。また近年の低アルコール化や飲酒運転の取り締まり強化、あるいはヘルシー志向などにより、モナンへのニーズは確実に高まっていますね。

Q 創業100周年ということで、なにか特別なイベントはございますか?

今のところ特別なイベントは予定しておりません。ボトルのネックラベルに100周年のロゴをいれるくらいでしょうか……。ただし今年のモナンカップは例年より規模を大きくするつもりではいます(※詳しくはVol.3ページ参照)。

Q 今後のモナンの展開をお聞かせください。

キーワードは「イノベーション(革新)」です。主力商品のシロップでいえば、フレーバーのラインナップをより充実させていきたいですね。例えば抹茶やさくらは日本からの提案で商品化されたものです。バーテンダーの皆さまからもリクエストをお待ちしておりますよ。一方、フルーツミックスやグルメソースなど、シロップ以外の商品カテゴリーにも力を注ぎたいと考えています。あるいは、250mlサイズやペットボトル商品を展開するなど、常に新しいチャレンジをしていこうと思っております。すべてはお客さまに、よりよいドリンク・ソリューションを提案するためです。

Benoit Chauvel/ブノワ・ショヴェル  日仏貿易株式会社およびユニオンリカーズ株式会社代表取締役社長。フランス生まれ。エンジニア系の大学を卒業後、1993年に来日。証券会社に勤務後、1996年に日仏貿易に入社。モナン営業担当などを経て、2001年より現職。お気に入りのモナンは「ストロベリー・シロップ」。理由は「本物のイチゴよりも本物の味がするから!」。

Benoit Chauvel/ブノワ・ショヴェル  日仏貿易株式会社およびユニオンリカーズ株式会社代表取締役社長。フランス生まれ。エンジニア系の大学を卒業後、1993年に来日。証券会社に勤務後、1996年に日仏貿易に入社。モナン営業担当などを経て、2001年より現職。お気に入りのモナンは「ストロベリー・シロップ」。理由は「本物のイチゴよりも本物の味がするから!」。

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