今月のカクテル
季節を彩るシャンパンカクテル

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今月のカクテル
季節を彩るシャンパンカクテル

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提供:Drink Planet 編集部

ニコさんのカクテル考案ポイントは?

今月は、華やぐ季節に相応しいシャンパンカクテルを取り上げよう。

先月、東京・表参道の「THE NIKKA WHISKY TOKYO」に、ゲストバーテンダーとして来日したのが、Nico de Sotoニコ・デ・ソトさん。彼のカクテルを楽しんだ方もいるでしょう。

ニコさんは、カクテルのマーケットによる味の違いを語るに最も相応しい人のひとりに挙げられる人物。
2024年、Drinks Internationalの「業界で最も影響力のある人物」30位にランクインするなど、数えきれない受賞歴をもっています。
また、「MACE」(NY)や「DANICO」(パリ)のオーナーとしても知られています。

世界108か国、1,100以上の都市を訪れ、ゲストシフトも53か国にのぼるという!(Wow!)2023年には世界のトップバー500のうち419軒を訪問しているとか。

ニコさんがDrinks International誌で語った話だと、カクテルを考案する際に、最初に最も考慮すべきことの1つが甘さのレベルだと。多くの場合、カクテルの甘さレベルは地元の料理に関する好みと相関していて、例えば、ラテンアメリカでは、カクテルはデザートと同じくらい甘い傾向にあるけれど、中東のレバノンではより酸味が豊かで、レモンを多く使う傾向にあるとのこと。
加えて、甘さと同じく大きな要因となるのが酸味。カクテルの味全体のバランスに大きく影響するからです。

甘味と酸味のバランスといえば? そう、ワイン&シャンパン!

泡にも味がある!

シャンパンと言えば、その華やかさのポイントは気泡。
この気泡は炭酸ガス。二酸化炭素のこと。

シャンパンのガス圧は約5~6気圧で、炭酸を含む飲み物の中でもトップクラスの強さ。これは、瓶内二次発酵によって作られるスパークリングワインに共通する特徴で、他の製法で作られるスパークリングワインよりもガス圧は高くなります。

ボトルを開けた後の炭酸ガスは、そのおよそ80%が空気中に放たれ、残りの約20%がグラスの中で優雅に立ち昇ります。
ということは、炭酸ガスが多く溶け込んでいるシャンパンは、繊細で持続性のある泡がつくられやすいということなのです。

細やかな気泡で口当たりは爽快、はじけるそのテクスチャーが魅力です。
しかも、泡が立つとき、炭酸ガスのみならず、気泡に含まれている様々な化合物も一緒に立ち上がってくるのです。
泡は絶えずワイン液面ではじけ飛沫を飛ばしているので、飛沫に含まれている風味も一緒に楽しむことができる、という訳。(奥深い!

今月のカクテル

今月のトップ画像は、華やぐこの季節を上品に彩るシャンパンカクテル3点を。

<左>
カクテル名 / バーテンダー名:MTOHER TREE 75マザーツリー75 by Kubo Toshiyuki/久保俊之さん
バー名: ark Lounge&Bar/青森
フレンチ75をフレッシュにツイスト
青リンゴピューレの甘みと果実感を、シャンパーニュでアップした繊細なカクテル

<中>
カクテル名 / バーテンダー名: Singapore Burrapeg シンガポール・ブラペグby Garret Richard/ギャレット・リチャードさん
バー名: Sunken Harbour Club/NY
ドライなシャンパンで、シンガポールスリングを発展させた味わいに
シュワっと感を楽しめるよう、ジュース以外の材料をCO2マシーンで炭酸化

<右>
カクテル名 / バーテンダー名:Waif ウエイフby Graziano Madeo/グラジアーノ・マデオさん
バー名:Untitled/ロンドン
上品なローズウオッカをシャンパンでトップアップ
弾ける泡の中で、素材の香りが際たつ一杯

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