今月のカクテル
カカオの裏側

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今月のカクテル
カカオの裏側

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提供:Drink Planet 編集部

ひとり2kg以上!

2月といえば、まず思いつくのがバレンタインデー・・・。
チョコレート売り場が大混雑する季節です。

日本ではひとりあたり、どのくらいのチョコレート製品を消費してるんでしょうか?
1年間で 2. 10 kg !(2020年総務省統計)

世界では、トップがスイスで9.8kg。
ドイツが9.0kg、エストニア8.4kg、ベルギー8.1kgと言った具合。(2019年、ICB国際菓子協会)

平均的な板チョコの重さを50gとすると、日本人は1年間で42枚も食べていることに。
スイスでは196枚! 日本の約5倍。かなりのチョコレート好きということですね。

完成品までへの意識

チョコレートの原料は「カカオ豆」。

カカオ豆の生産量の多い国は、断トツでコートジボワール。
そして、ガーナ、インドネシア、ナイジェリア、エクアドル、カメルーン、ブラジル、ペルー、コロンビア、ドミニカ共和国と続きます。(2019年、外務省統計局)

日本に輸入されるカカオ豆は、主にガーナ、エクアドル、べネズエラ、コートジボワール、ドミニカ共和国などから。

ところで、SDGsに関心の高い方なら、カカオとフェアトレードのこと、気になりませんか?

カカオの生産に携わる人たちは、およそ1400万人といわれています。
カカオ豆農園から送られてくる豆が、様々な過程を経て私たちの口に入るのに、その詳細についてはあまり関心を持たれてきませんでした。

開発途上国が抱える深刻な問題のひとつに児童労働があります。
世界でおよそ1億5,200万人、子供の10人に1人にあたります。その温床のひとつとして挙げられているのが、カカオ豆農園なのです。
その要因には、文化的な背景、社会慣習や伝統、教育や福祉制度の未整備と共に、多くの場合は経済的貧困だと言われています。

しかし、生産者が正当な対価を得られるよう、持続可能な生産、働く人々の生活を支えるフェアトレード価格が設定されるようになってきています。
フェアトレードは、社会基盤の充実と、自然環境の保護にも繋がる活動で、サステナブルな世界の実現を目指す取組みなんですね。

この時期、バーメニューに登場するカクテルにも、チョコレートやカカオなどが多く使われますが、フェアトレード認証商品を使うのも、SDGsの一環なのです。

どりぷらでご紹介した京都の「Dari K」代表 吉野慶一さんは、フェアトレードに取り組む方のひとりです。
インドネシアでのカカオ豆の調達からチョコレートの製造・販売までを一貫して手がける専門店を経営しています。

カカオのことなら Bar Trip 第5弾 南雲主于三さんの動画「カカオはチョコレートじゃない!」も是非。

今月のトップ画像は

カカオビネガー、チョコレートビターズを使ったカクテルを。

<左>
カクテル名 / バーテンダー名: Leo Seasonレオ・シーズン by サゴハウス・バーチーム
バー名:Sago House / シンガポール
コーヒー風味のクリーミーさに、チョコレートビターズが効いた危険なほど甘くて美味な一杯!

<中>
カクテル名 / バーテンダー名: High Seas Shakedownハイ・シーズ・シェイクダウン by ギャレット・リチャードさん
バー名: Sunken Harbour Club / NYブルックリン
花椒(ホアジャオ)のピリッとした刺激と、自家製のチョコレートビターズがセイボリーな味わいに

<右>  
カクテル名 / バーテンダー名: Roman Hikou浪漫琲珈 by 図師 聡さん
バー名: KOFFEE MAMEYA -Kakeru- / 東京
カカオの白い果実の部分を使ったカカオビネガーは、今注目の新感覚ビネガー

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