SPECIAL FEATURE特別取材
夢は独立・開業!
いま、サントリーで実現に必要な「キャリア」を手にいれる!
#Special Feature
Tales of the Cocktailでのサントリーブースにて / ドリンクスーパーバイザーとして活躍中の竹村英晃さん(左)と吉田敬之さん(右)
1. 店舗の新規立ち上げを何度も経験できる
グルメ開発部とは、簡単にいえば、飲食店の業態開発やドリンク提案を通じて、お酒、特に洋酒の魅力を伝える部署で、30年以上の歴史があります。
そのグルメ開発部のドリンクスーパーバイザーの仕事の一つが、飲食店の開発と立ち上げ。つまり、独立して自分で開業する前に“開業経験者”になれるのです。それも、何度も。
2020年に入社した竹村英晃さんは、六本木のシガーバーからバーテンダーとしてのキャリアをスタート。その後、恵比寿でのバーマネージャーや渋谷のレストランバーの新規立ち上げなど、約8年にわたってバーの第一線の現場で活躍してきました。
2019年に移住するつもりでパリへ行ったものの、間もなくコロナ禍でロックダウン。やむなく帰国して仕事を探している時に友人から「こんな仕事があるよ」と教えられたのが、グルメ開発部のドリンクスーパーバイザーでした。
そんな竹村さんが、手掛けた店舗の一つが、居酒屋業態の開発。
「宴会需要の店から、普段使い出来る店へとガラッと変えたため、ドリンク開発を始め、イチから店の業態を考えなくてはなりませんでした。
そういう時、ここにはトレンド調査や競合店調査のための店舗をリサーチする制度があるんです。だいたい月に15店舗から20店舗くらいは調査のために足を運んでいます」
寿司酒場として開業したその店は、現在も大繁盛しているそうです。
もう一人のドリンクスーパーバイザーは、2019年に入社した太田友子さん。
大学在学中にバーのアルバイトを通じて「お酒っておもしろい!」と思うようになり、新卒でバーテンダーの世界へ。六本木や西麻布のバーで8年間経験を積んでドリンクスーパーバイザーになりました。
「初めてフルで飲食店を立ち上げたお店は、飲食店を運営したことがないクライアントさん。
収支計画やドリンクパントリーの図面も私自身がひくところから始めました」
2.経営のノウハウをイチから学べる
実は、太田さんはいったんバーカウンターを離れて、税理士事務所に入所したことがあります。
「数字や経営を勉強したくて税理士事務所に入ったわけですが、グルメ開発部に入ればよりお酒の世界に近い形で数字のことも教えてもらえるし、お店一軒を立ち上げるのに必要な情報が、一から十までわかる仕事だと書いてあったので、これはいいぞ、と」。
実際に入社してみて、どうでしたか?
「上司がP/Lの読み方や、図面のひきかたなどについて個別セミナーをしてくれます。飲食店に特化した数字をレクチャーしてくれるので、とても勉強になりますね。
あとは、グルメ部には過去の知見や資料が膨大にあって、いつでも閲覧できるので、そのデータベースはとても役に立ちました。ヤル気を出して能動的になればなるほど知識や経験が得られるんです」
(上)ウイスキー「季」の海外向け飲み方開発 社内プレゼン(オンラインで欧米とも中継)(下)アメリカのコンサルタントとの抹茶を活用したドリンクワークショップ
3.開発に参加したレシピが形になるという達成感!
四谷にあるテストキッチンを自由に使うことができるのも、ドリンクスーパーバイザーの大きな特権。
バー向けの本格的なカクテルレシピをはじめ、さまざまなブランドのレシピも、ここから生まれました。
竹村さんにレシピ開発までの過程を伺うと、ランチ、あるいは夕方から夜にかけて、クライアントから依頼を受けた案件に関するトレンド調査や競合店調査のための店舗をリサーチ。
そこでインプットした内容を持ち寄り、議論やワークショップをしながら提案内容に盛り込みます。
そしてプレゼン当日は、テストキッチンにクライアントを迎え、実技や試飲をしながら提案するのだとか。
「もちろん、一企業なので、レシピを提供するにしても、使えるお酒の種類やアルバイトさんが作れるものといった制約はありますが、今までやってきたことと真逆のことをやるのが楽しいですね。
サントリーブランドチームから依頼されたレシピ開発なんかもあって、それが実際に形になってブランドサイトに掲載されたり、小売店に並んだりすると、達成感があります」。
(左)グローバルな飲み方開発 - ロンドンでのジャパニーズクラフトジン「ROKU」のイベント (右)レシピ開発 - 響ブランド初の公式カクテル開発
4.海外調査から海外研修制度まで、グローバルな視野を獲得する
ドリンクスーパーバイザーの大きな魅力が、時には海外でセミナーやプレゼンを行えること。
コロナ禍がようやく一段落した2023年7月、竹村さんはアメリカのニューオーリンズで開かれたTales of the Cocktailに派遣され、現地の有名バーテンダーやブランドアンバサダーたちに、自身も中味開発に携わるプロトタイプの新商品テイスティングをしてもらいました。
「Talesのイベント自体は知っていましたが、ニューオーリンズまで足を運んで現地のバーテンダーと話をし、意見を交換する機会は、個人でバーを経営している限りはほぼ不可能なので、ドリンクスーパーバイザーならではの貴重な体験でしたね。また、カクテルの歴史上重要な場所であるニューオーリンズで、現地発祥のクラシックカクテルを味わえたのも勉強になりました」。
さらに、海外で今、流行りの飲食店を巡り、トレンドをリサーチする海外研修制度も用意されていて、グローバルな視点だって養うことができるんです。
過去にニューヨーク、サンフランシスコ、ポートランド、最近では韓国、ベトナム、シンガポールといった、アジアの飲食店を巡ってリサーチしたドリンクスーパーバイザーに、その経験を聞いてみると……。
「1日10軒×10日間! 胃腸は苦しいですが(笑)、同じ部署のフードスーパーバイザーも一緒に行くので、料理の視点も含めて非常に勉強になりました。
個人旅行ではこれだけ多くの店を回り、ここまでのメニューを食べ比べ・飲み比べするのは不可能だと思います」
2023年7月に開催されたTales of the Cocktailでのサントリーブースにて、新製品開発におけるヒヤリングを実施 (Logo:TOTC公式HPより引用)
5.実はお金も貯められる。社会保険や有給休暇が充実!
基本的な勤務時間は10:00〜18:30(実働7.5時間)。
グルメ開発部には、星付きレストランを経験してきたフードスーパーバイザーもいるため、シェフたちとのプロフェッショナルな会話を通して、知識や人脈を深められるのも魅力の一つ。
「フードスーパーバイザーとチームを組んで仕事をすることもあるので、そこでいろいろな話を聞けるのも勉強になります」と竹村さん。
部署内の研修も充実していて、マーケティングや調理研修といった、バーテンディング周辺の様々なスキルを身につける機会もあります。
契約は1年ごとで4回まで更新でき(最長5年)、出した成果が、契約更新やお給料&ボーナスに反映される実力主義のお仕事。
もちろん基本、土日祝日や年末年始はお休みだし、有給休暇だって取得できます。
さらには、4年以上在籍し、独立開業をすると独立支援金がもらえる!もちろん、社会保険も完備という手厚い待遇!
お給料をもらいながら知識や経験を増やし、視野や人脈を広げられ、技術も磨ける。さらには、独立を考える人にとっては資金も貯めやすいといった羨ましいお仕事なんです。
「大きな企業だから毎日出社して…というイメージをみんな持っていると思いますが、この部署は自分でスケジュールを組めるので、ストレスフリーで働きやすい。
アウトプットさえしっかりしていれば、みなさんが想像しているよりずっと自由だと思いますよ」(竹村さん)。
「飲食店の形にはいろいろあることを知ったので、入社前と今とでは、独立して作りたい店も確実に変わりました。
でも、いずれにせよ私はとにかくお酒そのものが好きなので『お酒って楽しいよ!』という仕事をしていきたいです!」(太田さん)。
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