今月のカクテル
3素材 ― トリニティーカクテル

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今月のカクテル
3素材 ― トリニティーカクテル

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提供:Drink Planet 編集部

トレンドはシンプル

カクテルの面白さは、その創造性。
もちろん味わいは重要だし、見た目の美しさに心を奪われることもしばしば。
ただ、最も気になるのが、何が使われているか!

特に、素材にこだわったクラシックカクテルや、ローカル素材に注目が集まり、カクテル自体もよりシンプルなものへのニーズが高まってきているようです。

シンプルと言っても、面白みに欠けるということではなく、素材の背景や何等かの新しさやこだわりを感じさせてくれるもの!

そこで、今月は、3つの素材でつくるTrinity Cocktails トリニティーカクテルを取り上げました。
trinity(トリニティ)は、3つの部分、3つでひとつを意味します。
「tri」=「3」。トライアングルは三角形、トライアスロンは3つの競技という訳。

驚くほどの数

素材がわずか3つ、このシンプルさが、時代を越えて多くの人々に愛され続けている所以なのでしょう。

3つの素材からつくられるカクテルは、The World‘s Best-Selling Classic Cocktailsにも数多く登場。
ネグローニ Negroni、マルガリータ Margarita、ダイキリ Daiquiri、モヒート Mojito、ウイスキーサワー Whisky Sour、モスコミュール Moscow Mule、サイドカー Sidecar、ホワイトレディ White Lady・・・。
これらにツイストも加わって、まさに星の数ほどの3素材カクテルがあるという訳です。

3素材から渾身の一杯を!

世界中の素材が手に入り、技法のみならず器材も発達し、複雑さから美味しさを導くことも可能になった今。
そんな中にあっても、クラシックカクテルが長く親しまれ続けてきているのは、わずか3素材でありながらも、そこに作り手の英知と感性が注がれ表現されているからなのでしょう。

そんな観点から、シンプルな3素材のカクテルをご紹介します。

<左>
カクテル名 / バーテンダー名:Amazon Negroni アマゾン・ネグローニ by 清崎 雄二郎さん
バー名: Bar LIBRE GINZA/東京・銀座
クラシックカクテルをこの店の雰囲気”ジャングル“らしくツイスト
ハーバルな香りづけをした、アマゾンスタイルのネグローニ

<中左>
カクテル名 / バーテンダー名: Moscatel Martini モスカテルマティーニ by 松尾民子さん
バー名: Bar Landscape.  /東京・銀座
グラッパをベースにしたマティーニ
フレッシュでフローラルなフレーバーと、華やかで繊細なニュアンスが広がる一杯

<中右>
カクテル名 / バーテンダー名:Ryukyu Espresso Martini 琉球エスプレッソマティーニ by 中村智明さん
バー名: Ryukyu Drink LABO/沖縄・那覇
沖縄県を代表する6カ所のコーヒーロースターとコラボしてつくりあげたエスプレッソマティーニ
浅煎り×減圧蒸留、深煎り×常圧蒸留のそれぞれの珈琲泡盛にベストな組み合わせのシロップを使用

<右>
カクテル名 / バーテンダー名:Hinoki ヒノキ by Graziano Madeグラジアーノ・マデオさん
バー名: Untitled /UK・ロンドン
日本の檜が香るウイスキーサワー
檜の香りをインフューズしたオリジナルウイスキーと、樹木の香りで深みのある一杯に

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