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辻 美奈子

イチローズモルトの新しい試み

10.06.02

「明日から麦の収穫がはじまります」。

メールの最期にこっそり書いてありました。

今回取材で訪れたイチローズモルトの社長 肥土さん。

「ここに来て、ボーッとしているのが好きなんです。時々ボーッとしすぎて、社員に怒られるんですが(笑)」

と、取材のなかで、おっしゃっていた場所です。

取材させていただいた日は、素晴らしい青空の5月。

黄金色の大麦が、5月の風と暖かい陽を迎え、ゆらゆらして、それは、それは美しい風景でした。

新しい試みでもある、地元の土地の大麦栽培。そこから生まれるイチローモルトは、

いったいどのような風味、味わいになるだろう。

肥土さんもとても楽しみだとおっしゃっていたけど、

私も想像してみるだけで楽しくなってくる。

ここに、椅子と本とウィスキーのソーダ割りなんかをもってきたら、

それこそ、一日中いてしまうかもしれない。

わかるな。ぼーっとするの。と、一人納得。

この風景、何かに似てるな~と思ったら、

小学校のとき、授業をサボって寝転んでいた田んぼの景色でした。

前回自慢したリコーのカメラ。

結局持っていただけの宝の持ち腐れ。 

今回撮影いただいた、国田さんにお願いしてもらいました。すみません。

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