酒[ハバナ・マティーニ] X アーティスト[毛利隆雄さん]
MORI BAR/
14.06.01
スタンダード・カクテルを改めて調査・研究し、自分なりの解釈でレシピをアレンジすることを最近では“ツイスト”と呼ぶことが多い。欧米では1990年代後半にクラシック・カクテルの現代回帰がはじまり、レシピを踏襲しつつ各々の考えやセンス、個性を加えてきた。ここ数年は国内でもツイストが注目され、今や当たり前のものとなっている。
ところが20年ほど前、『スタンダード・カクテル101』という本が既に出版されていた。スタンダード・カクテルにアレンジを加えたレシピを紹介する一冊で、著者は毛利隆雄さん。このことから毛利さんのつくるスタンダード・カクテルは“毛利流”と呼ばれ、特に“毛利マティーニ”は有名だ。
毛利さんのバーに訪れると、客人がこぞって注文するのがマティーニ。しかし、もうひとつ人気のマティーニがあるのも周知のとおりだろう。
そう、ハバナ・マティーニ。
“ハバティーニ”と略した愛称でも呼ばれるこのマティーニは、ラムベース。毛利さん自身も愛飲し、イベントなどでも積極的に振る舞っているというこのカクテルの誕生は、ある客からのリクエストによるものだった。
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