僕らが「Tales of the Cocktail」で、
2つの賞に輝いたワケ。
<前編>

INTERVIEWバーテンダーインタビュー

僕らが「Tales of the Cocktail」で、
2つの賞に輝いたワケ。
<後編>

#Interview <

Chris Hysted & Cristiano Beretta by「The Attic」

Black Pearlの名コンビ、クリスとクリスティアーノ。栄えある賞を受賞した2人のカクテルメニュー、そしてバーの裏に隠された秘密はなんなのか。後半では、2人がその答えを語る。

文:Text by Noriko Tabei(メルボルン在住)

All Photos by Masatoshi Sato

World's Best Cocktail Menuに入賞したのは、どうしてだと思う? 新しいカクテルのアイディアは、どこから生まれるの?

この質問に、クリスティアーノはこう答える。

「ルールがあるだろう? カクテルつくるのにさ。それを、変えたいって思うんだよ。『こういうやり方でやってみたらどうだろう?』ってね。いいシェフは、常に自分の作る料理について、厳しく味見して、改良を続けるだろう? それと同じさ」

「なにか違うことに挑戦したい。もっともっと、っていつも考えてる。『Evolution of taste』、味の進化、ってことを常に、考えている。アイディアは、いろんなところでふっと出てくるんだよ。例えば、マーケットを歩きながら、果物の匂いを嗅いだ時。お茶の店で味見をした時。バックバーにある酒の味は、ぜんぶ舌が記憶してる」

一方クリスは、こう話す。

「どんなことでも、どうやったら、バックバーに結びつけられるか、っていっつも考えてる。スイッチが切れないんだよね。切れたらいいな、と思うけどな(笑)」

「ガールフレンドに、すんごい嫌がられるんだよ(笑)。レストランとか、もう、どこででも、話の途中とかで『あっ、思いついた!』とかなるもんだからさ」

それからちょっと真面目顔になって、付け加えた。

「あと俺、昔はワイナリーのセラードアで働いてただろう? そのバックグラウンドは、大きいかもしれない。ワインは、6th Sense、第六感を、教えてくれるんだよ。なにがどうどんなふうに、口蓋のどこを打つのかっていう、味覚に対する第六感をね。そこは、ワインを後からやる通常のバーテンダーとは大きな違いかもしれないな」

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