北京と上海、徹底比較!
春節に見るお酒事情。

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北京と上海、徹底比較!
春節に見るお酒事情。

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中国の新年にあたる春節。その祝い方は、食も、お酒も、各地方によって大きく異なる。北京と上海の二大都市圏から、「黄」と「白」がキーワードになる祝い酒をご紹介しよう。

Mayumi Saito(上海在住)

春節前に賑わう天津の市場。塩豆や小魚の佃煮など、祝い酒によく合うおつまみが並ぶ。

「春節」といえば、中国にとって一年でもっとも重要な日。

今年は2月3日に祝われ、それから1週間ほどの間、街は縁起のいいとされる「赤」一色にいろどられた。

中国では、新暦の正月を「元旦」、旧暦の正月を「春節」と呼び分け、元旦よりも春節が重視されている。

春節前夜の「除夕」の晩は、家族や親戚が一同につどい、にぎやかな食卓をかこんで福の神の到来を待ちわびるのが一般的。

花火や爆竹を打ち上げる中国ならではの光景も、この晩のことだ。

そして、春節にまつわる祝宴の風習は、国土の広い中国において地方により大きく異なる。

たとえば、北京など北方の地域では、年越しには水餃子を食べる慣わしがある一方、上海など南方の地域では、餃子ではなく餡の入った白玉「湯圓(タンユェン)」を。

春節当日の祝い酒も、上海が「黄」であるのに対して、北京では「白」。

さて、この違いとは何であるか、春節料理とあわせてご紹介しよう。

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