毎年10月26日はズブロッカの日!
「ズブロッカデー2018」特別レポート。

SPECIAL FEATURE特別取材

毎年10月26日はズブロッカの日!
「ズブロッカデー2018」特別レポート。

#Special Feature

文:Drink Planet編集部

左がリニューアルした「ズブロッカ バイソングラス」、右が日本新発売の「ズブロッカ クリア」。

左がリニューアルした「ズブロッカ バイソングラス」、右が日本新発売の「ズブロッカ クリア」。

10=ズ、26日=ブロッカ、というワケで、やや強引ながら(笑)今年から10月26日は「ズブロッカの日」に制定されました。

ご存知でしたでしょうか?

去る2018年10月26日、東京・代々木の「代々木ヴィレッジ」において、このズブロッカの日制定を記念して、ズブロッカを丸ごと楽しめるイベント「ズブロッカデー2018」が開催されました。

これに合わせて、ズブロッカ ブランドアンバサダーのシャルメック氏(本名:Przemystaw Matuszewski)も本場ポーランドから初来日。

また「ズブロッカ バイソングラス」のリニューアルと、日本初上陸となる「ズブロッカ クリア」発売のリリースも行われました。

では、「ズブロッカデー2018」の模様を早速レポート!

記者発表が行われる17時30分頃には、会場は300~400名ほどのゲストで黒山の人だかり。

メイン会場となるバースペースではシャルメック氏が次から次にズブロッカカクテルを振る舞い(本人も痛飲!)、その他、本場ポーランド料理の「ポンチキ」や「ピエロギ」のコーナー、青森・弘前のリンゴ園「もりやま園」によるシードルカクテル、LIQUID WORKS によるボタニカル・カクテル体験、高宮裕輔氏が手がけるズブロッカジェラートなど、盛りだくさんのズブロッカワールドが展開されていました。

ところで、ズブロッカがどんなお酒かご存知ですか?

改めて聞かれると、案外答えにくいですよね!?

というワケで、シャルメック氏に簡単に説明してもらいました。

「ズブロッカはポーランド人にとってなくてはならない国民的なお酒です。嬉しい時も、哀しい時も、冠婚葬祭にも、町のお祭りにも、ありとあらゆるイベントで飲まれています。その歴史は500年以上前までさかのぼり、現在は世界70カ国以上で親しまれています。もちろん、ここ日本でもね(笑)」

「いわゆるウオッカのカテゴリーなのですが、大きな特長はイネ科の多年草であるバイソングラス(バイソン草)の抽出液をブレンドしていること。これにより、独特の甘くかぐわしい森のような香りがもたらされます」

シャルメック氏によれば、バイソングラスとは文字通りヨーロッパバイソンの主食となる草のこと。

世界遺産にも指定される、ヨーロッパ最古の原生林「ビアウォヴィエジャの森」にのみ自生し、このバイソングラスを採集できるのは法律で認められた20世帯の家族のみなんだそうです。

しかも収穫できるのは初夏の早朝のみ。

それだけ希少ってことなんです!

ズブロッカ ブランドアンバサダーのシャルメック氏。

ズブロッカ ブランドアンバサダーのシャルメック氏。

1534年に刊行されたポーランドの医薬辞典には、すでにバイソングラスを使用したウオッカの記載があったそう。

「バイソンは長寿とパワーの象徴。そのバイソンが主食とするバンソングラスを使ったズブロッカは、いわゆる薬用酒として長い間ポーランド人の生活を支えてきたんですよ」とシャルメック氏。

ズブロッカに使用されるバイソングラスの収穫は昔ながらの手摘み。

さらにはボトルにバイソングラスを入れるのも、1本1本手作業で行われているそうです。

今回のリニューアルでは、アルコール度数を37.5%と、ポーランドを含むヨーロッパ基準に統一(以前は40%)。

またボトルシェイプも刷新され、デザインには世界遺産「ビアウォヴィエジャの森」をイメージさせるバイソングラスとバイソンそのものが組み込まれています。

ズブロッカの味わいを決めるバイソングラス(バイソン草)。

ズブロッカの味わいを決めるバイソングラス(バイソン草)。

じゃあ「ズブロッカ バイソングラス」は現地ポーランドではどんな風に飲まれているのでしょうか?

シャルメック氏は「ストレート!」と即答するや、ズブロッカのショットグラスをグイっと飲み干しました。

(さすがポーランド人!)

「ストレートでは強すぎるという方には、ズブロッカとリンゴジュースを1:2で作る『シャルロッカ』という飲み方がオススメです。ポーランドでは別名『アップルパイ』とも呼ばれています。最も伝統的で、最もポピュラーなカクテルスタイルです」

「リンゴは日本でも人気ですよね? リンゴの爽やかな酸味は、ズブロッカ特有の森のフレーバーと相性抜群です。洗練されたフルーティーなリンゴよりも、野性味のあるリンゴのほうがしっくりくると思います。他にシードル(アップルサイダー)やクランベリージュース、トニックウォーターで割ってもいいですよ」

「上級者の方であれば、ヴァニラ、シナモン、ヘーゼルナッツの3つの材料をオススメします。ズブロッカは個性が強いので、同じく個性が強いボタニカルやスパイスと合わせても軸(ベース)がブレないんです。だから、何度もリピートしたくなるようなクセのあるカクテルを作るのにも最適です」

一方、新発売となった「ズブロッカ クリア」はブランド初のノンフレーバードウォッカ。

7回蒸溜され、さらにチャコール(炭)、セルロース、プラチナによるフィルタレーションによって、驚くほどクリアな味わいに仕上げられています。

本国では2010年にリリースされるやいなや、2014年には国内マーケットでNo.1の売り上げを誇る人気の一本となっています。

「『ズブロッカ クリア』はキンキンに冷やしてストレートでもいいですし、雑味がないのでカクテルのベースとしても重宝します。また、ハーブやスパイスを浸け込むインフュージョンのベーススピリッツとしても活躍してくれるはずです」とシャルメック氏。

実際、この日もLIQUID WORKSによるボタニカル・カクテル体験のブースでは、「ズブロッカ クリア」のインフュージョンとして、黒茶、甜茶、グレープフルーツ、ブラックペッパーをベースにボタニカル・カクテルが振る舞われていました。

ポーランドは日本から遠い国ですが、日本に輸入された当初から「ズブロッカ バイソングラス」には桜餅や草餅を想わせる日本人にとって親しみやすいフレーバーがあると言われてきました。

そのせいか、会場ではズブロッカ初体験という若い世代のゲストも抵抗なく(むしろ十分すぎるほどに)ズブロッカワールドを堪能していたようでした。

最後にシャルメック氏よりメッセージです。

「ポーランド人にとって、ズブロッカはみんなとシェアするお酒です。私は日本の皆さんとズブロッカをもっともっとシェアしたいです。では、もう一杯飲みましょう。ナ・ズドローヴィエ(乾杯)!」


★ズブロッカオフィシャルサイト
http://www.zubrowka.jp/

★お問い合わせ
リードオフジャパン株式会社
TEL:03-5464-8170
http://www.lead-off-japan.co.jp/

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