多民族国家シンガポール発、
ミレニアル世代のバーのかたち。
<前編>

INTERVIEWバーテンダーインタビュー

多民族国家シンガポール発、
ミレニアル世代のバーのかたち。
<前編>

#Interview

Vijay Mudaliar by「NATIVE Cocktail Bar」

「World's 50 Best Bars 2018」で13位、シンガポール発のコンセプトバー「NATIVE」でオーナー&バーテンダーを務めるヴィジャイ・ムダリア(Vijay Mudaliar)氏が模索するフォリッジカクテルとは!?

文:Nahoko Kodama(シンガポール在住)

「NATIVE」が構えるアモイストリート。Photos by Toshiko Kawana

「レストランに行けば外国産の高級食材を使ったメニュー、ラジオをつければ外国のミュージシャンたちが奏でる音楽、僕たちはシンガポールに住んでいるのに自分たちの文化を大切にしていないのではないか? もっとコミュニティと繋がった、もっと環境に配慮した、もっと持続可能なフィロソフィーを体現したバーにしたい」

そんな彼の思いが店の名前「NATIVE」には込められている。

このバーのオーナーであり、バーテンダーでもあるヴィジャイ・ムダリア(Vijay Mudaliar)はインド系シンガポール人。

シンガポールの地べたを這う“アリ”を使ったカクテルで一躍有名になった人物だ。

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