WORLD TOPICS海外トピックス

パリ発、立ち飲みの新形態、
「オードブルバー」が大人気！

15.10.2011 #World Topics France

パリで最近、フレンチスタイルの立ち飲みバーが登場して話題を集めている。火付け役は、大人気ビストロ＆レストランを手がけた名シェフ。「フレンチ×立ち飲み」の裏に隠されたこだわりを、シェフに直撃！

Azusa Saegusa（パリ在住）

気前よくインタビューに応じてくれた名シェフ、イヴ・カンドボルド氏。右奥には、レストラン「ル・コントワール」が見える。

2005年、ホテル・ルレ・サンジェルマン1階にオープンしたレストラン「ル・コントワール（＝「カウンター」の意）」。

星つきレストランで経験を積んだ名シェフ、イヴ・カンドボルド氏が腕をふるう店として、昼夜問わず満員御礼の人気店だ。

その隣にカンドボルド氏が2009年にオープンさせたサンドイッチスタンドは、開業以来「ル・コントワール」をしのぐ大賑わいを見せている。

なぜ、サンドイッチスタンドがそこまで繁盛するのか！？

その理由は、このサンドイッチスタンド、昼はフレンチスナックの売店でありながら、夜には立ち飲み屋に一変するという、パリには珍しいスタイルであるから。

しかも、味わえるのはカンドボルド氏による超美味な小皿料理ばかり。

それに、「ル・コントワール」の名ソムリエが厳選した良質なワインをグラスでささっと飲める！　ということで大人気なのだ。

しかし、日本でも、世界でも、もはや珍しくはない立ち飲みスタイル。

いまさらパリで立ち飲み、とはちょっと遅れてる？　と、思ってはいけない！

なにせ、本格フレンチの名シェフ、イヴ・カンドボルド氏が立ち飲みスタイルを確立させたこと自体が、伝統を重んじるパリでは大ニュース！

そのスタイルに至った背景、そしてこだわりについて、滅多に表に出てくることのないカンドボルド氏ご本人に直撃！

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