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辻 美奈子

地震災害についてメルマガ3月15日

11.03.17


謹んで、地震災害のお見舞いを申しあげます。
会員の方にも、東北地方の方がいらっしゃいます。
どうか、お怪我なく、ご無事なことを心よりお祈りもうしあげます。


余震がつづく被災地の緊張感、
親戚や友人たちの安否がわからないことへの不安、
そして原発や電力の問題などが、連日テレビで報道され、
ノウミソが変になってしまいそうなのは私だけではないでしょう。


このようななか、店をオープンすべきか、
節電のためクローズするべきか、
多くの方が悩まれています。


最近、「こんなときに不謹慎な」という
「ムラ」意識っぽいバッシングのことばを目にします。
けれども、我々が今できることは、実はとてもシンプルで、
3つしかありません。
「節電」、「おかね(寄付)」、そして「はたらく」ことです。


「もの」を送るにしても、
どこに何を送ればよいのかわからないので、
プロに任せたほうが効率的ですし、
「ボランティア」というのも心情的にはわかりますが、
いまは人命救助が優先される初動期なので、
出番はまだ先になります。


「消費」という言葉が、
このような状況下では「悪」のように扱われがちですが、
復興の大きな原動力になるということを
忘れてはいけないとおもいます。
「消費」=「ぜいたく」=「悪」「批判」、
そのようなちょっとヒステリックな風潮はさけたいところです。


なんといってもお酒はウィットがあり、
お客さまがバーテンダーの顔を見ることで元気になり、
そして何より驚きと希望を与えることができるのですから。


大変な時期ですが、きっとここががんばり時です。


今回、とくべつに、お二人の方のメッセージを紹介します。
「人、ものがたり」でご紹介しました、
テキーラ協会の林さんから昨日メールをいただき、
ぜひ皆さまに伝えてほしいとのことでしたので、
こちらに転載します。(原文)


【今回の東北関東大震災で被災された方々には、
心よりお見舞い申し上げます。
私も1994年のノースリッジ大地震で被災した経験から、
どんなに心細くご不便な思いをしてらっしゃるかは想像を超えたものだと思います。

メキシコには『嬉しい時もテキーラ、悲しい時もテキーラ』という格言があります。
哀悼の意とともに、テキーラが心の潤滑油になってくれる日が来ることを願います。 日本テキーラ協会 林生馬】


また、NYでバーテンダーとして活躍され、いちはやく日本に”Speak Easy”とよばれる禁酒法時代のバーを再現された
六本木のSERENDIPITY BARのオーナーの吉田 敬之さんからもメールをいただきました。
(東京都港区六本木4-1-12 六本木ディオーネビル B1F
www.serendipity-bar.com )

ご本人のご了解のもと、いちぶ転載します。(原文)

【今回の大震災が発生した時点で、正直なところ、私のビジネスは当面難しい事をすぐに理解しました。
そして少しでも被災地の皆様のために、我々を代表して救済に赴いている方々に協力する為にも
節電の意味も含めて店をクローズする事も考えました。

しかしながらBARの灯りはいつでも灯っている、
酒で娯楽で少しでも悲しんでいる方々の気持ちを明るくする、
少しでも経済を回して本格的な復興支援が始まる時に
日本経済を落とさない為に、
その中から得る皆様の恩恵で何か支援したい、との考えから今回の決断に至りました。(一部略)


そこで、些細で微々たる行動ですが当BARの売上金の10%を
東北大地震への義援金として寄付する事と致しました。
この活動は当面(現状~3/31。
それ以降は被災に応じて随時検討致します)続けさせて頂きます。

こんな六本木の片隅の小さなBARからでも
復興の力になるのであれば幸いです。
単純で小さな取り組みではございますが、
始められる事から活動開始させて頂きます。
SERENDIPITY BAR 吉田 敬之】



われわれも気を取りなおして、
祈りながら、節電をしつつ、しっかり働くことにします!

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