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Bar Show、日本初開催!
バーの魅力が集まる夢の祭典。
<前編>
#Pick up
岸久さん by「スタア・バー・ギンザ」
チケットはe-plusとNBA会員のいる店舗で絶賛発売中。マスタークラスのチケットは4月2日正午よりイベントWEBサイト限定で発売開始、
東京で今年、開催される意義。
来る5月5、6日に日本で初めて開催される「Tokyo インターナショナルバーショー」。
トップクラスのバーテンダーのパフォーマンスが繰り広げられるほか
さまざまなお酒のテイスティングなども楽しめる、バーの見本市的イベントだ。
現在、世界各地で開催され好評を博しているバーショーだが、これまでアジア圏では開催されたことがなかった。
「日本のバー文化は世界でも最高峰と言われています。
5、6年前から東京でバーショーを開催しないかというお誘いを多方面からいただき、
今回、ミッドタウンで開催する運びとなりました」
そう話すのは「Tokyo インターナショナルバーショー」を主催するカクテル文化振興会の岸久さん。
銀座「スタア・バー・ギンザ」のオーナーバーテンダーであり、NBA(日本バーテンダー協会)の専務理事も務めている。
「特にここ2、3年は、海外の方がツアーを組んで日本の街場のバーにわざわざ飲みにいらっしゃる、そんな現象も起こっています。
世界からの関心の高さが伺え、バーショー開催の意義を感じていました」
ここ数年、世界各地で行われているコンペティションで日本人バーテンダーが次々と優秀な成績を納めているが
日本のバーテンディングは世界的にも大いに注目されているのだ。
昨年の「ウイスキーライブ東京」の模様より。世界中のウイスキーファンイ愛されるイベントだけに、昨年は7000人もの人が訪れた。
「Tokyo インターナショナルバーショー」の見どころとは?
さて、岸さんに「Tokyo インターナショナルバーショー」の見どころを教えてもらおう。
「初開催となる今回はウイスキーライヴとのコラボレーションが実現しました。
ご存知の通り、ウイスキーライヴは国内のウイスキー業界最大のお祭り。
昨年は実に7,000人もの方に足をお運びいただきました。
東京からはじまり、世界20カ国以上に広まっている国際的な祭典で
国内では過去11回催されており、知名度も抜群です。
そのウイスキーライヴは『ウイスキーゾーン』でのイベントとして、ウイスキーのテイスティングやウイスキー評論家、デイブ・ブルーム氏のトークセッションなどが行われる予定です。
一方、メインステージでは『バーテンディングゾーン』として世界トップクラスのバーテンダーたちによるパフォーマンスが楽しめます。
もちろん、ブースではカクテルがお楽しみいただけますよ」
登場するバーテンダーたち.左から山田高史さん、大竹学さん、NYからは話題の「PEGU」のミクソロジスト、後藤健太さん(http://www.drinkplanet.jp/world_topics/view/137)も登場予定。華麗なパフォーマンスに乞うご期待!
昨年の「ディアジオ ワールド クラス」で優勝した大竹学さん(http://www.drinkplanet.jp/bartenders/view/30)や
IBA(国際バーテンダー協会)主催の世界カクテル大会で総合優勝を果たした山田高史さん(http://www.drinkplanet.jp/bartenders/view/37)など、
今コーナーでもおなじみのバーテンダーも参加予定。
「お酒やバー文化についてもっと知識を深めたいという方はぜひ、マスタークラスへ。
有名バーテンダー、ウイスキーやラムの蒸留所の専門家、日本酒の蔵元によるセミナーやテイスティングが全24クラス、行われます。
1クラス1時間程度ですが、いつも親しんでいるお酒の楽しみ方が変わること請け合い。
(※マスタークラスはすべてチケット制、チケットは4月2日正午よりイベントウェブサイトにて販売開始)
このように、いろいろな国やジャンルのお酒が一堂に会するだけでなく
一般の方がカクテルやバーの文化に親しんでいただけるようなプログラムが満載なのです」
もちろんバーテンダーやバー関係者にとっての意義はそれだけではない。
「日本のバー文化には独特の世界観があります。
海外、とくに欧米の方に喜んでいただけるのは大きくて丸い氷だったりフルーツのあしらい方だったり
あるいは道具、シェイキングのテクニックだったりしますが
それらをとっかかりにして関心を持っていただいているのは、
日本におけるバーの成り立ちやバーテンダーのあり方、メンタリティなのではないでしょうか。
『Tokyo インターナショナルバーショー』は、そういう考え方やテクニック、文化を広く発信する場でもあるのです」
インタビューは岸さんのバー、「スタア・バー・ギンザ」で行われた。ウッドでまとめたクラシックなしつらいの店内は、しっとりとした佇まいが印象的。
とはいえ、銀座のバーのバーオーナーとして、またNBA(日本バーテンダー協会)の専務理事として
このような「日本人バーテンダー」ブームともいえる風潮はありがたく思う反面、とまどいも感じている。
「日本人バーテンダーはきっちりしていて正確、まじめで丁寧な仕事が再評価されています。
日本人バーテンダーの仕事が、ちょうど時代に合ったのでしょう。
でも、面白みがないとかみんな同じで個性がないと批判されていた時期があったのも事実です。
ちょっと流行ったら、みんな右へならえ。
ボストン以外はシェークじゃないと言っていた海外のバーテンダーがいきなりスリーピースを使い始めたり……
そういう風潮には正直、戸惑っています。
ブームはつまり、一過性です。
私たちがどうこうしようと思った訳ではなく、各世代のバーやバーテンダー、そこに集まるお客さまがやるべきことを淡々と続けてきた。
それが現在の再評価につながったと感じています。
ブームはいつか去りますが、だからといってどうこうしようとは思いません。
僕たちはバーテンダーですから、『バー』という言葉を大切にしていきたい。
バーでおもてなしをする=tender、それがすなわちバーテンダーですから」
そうしたブームのあとにバーテンダーはいかにあるべきか。
日本のバーが未来に向けてさらなる飛躍を遂げるためにも、「バーショー」は大きな契機になると考えている。
後編に続く。
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