古典レシピからミクソロジーまで、
関西バーシーンの重要人物。
<前編>

INTERVIEWバーテンダーインタビュー

古典レシピからミクソロジーまで、
関西バーシーンの重要人物。
<後編>

#Interview <

Shoki Sato by「BAR BESO」

佐藤さんは数々カクテルコンペで受賞歴があるだけでなく、多くの全国大会入賞者を輩出している。ご自身の成功事例と、なぜ多くの優秀な弟子が育っているのかを掘り下げてお聞きした。

文:Akihiko Nishio

パウダーシュガーはカクテルによって、種類や粒の粗さが異なるものを使い分ける。

世界を見てきた佐藤さんに、現在のバーシーンについて聞いた。

「世界のバーシーンという大局ではなく、海外の何人かのバーテンダーには注目しています。たとえば、ニューヨーク『PDT』のジム・ミーハンさんや、ドイツ・ミュンヘン『Schumann's American Bar』のチャールズ・シューマンさん。この人すごいなあって憧れますね。年齢関係なく、尊敬の念しか出てこない。そういう人たちとなにかできないかなと考えるとワクワクします。また、世界のBARシーンのトップの一角に日本もあると認識しています」

海外と日本の傾向についても尋ねてみた。

「海外のバーテンダーは、作業の早さを最優先した、“クイック&ダーティー”なスタイルが多いです。一方、日本人は、ゆっくりやるのが美しいと思っていて、“スロー&ビューティー”になりがちです。でも、緩急のついたスピード感も大事なんです。“クイック&ビューティー”が理想ですね」

「海外の傾向やトレンドを知ることは良いですが、海外の方が日本のバーテンダーに求めているのは、日本ならではの材料や、新鮮なフルーツを使ったカクテルメイキング、バーテンディングだと思います。海外とまったく同じことをしていても面白くないのでは。彼らはジャパンクオリティー&ジャパニーズ・テクニックを目指しているのが真実です」

海外のシーンを意識しつつ、独自の世界観を表現している。

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