INTERVIEWバーテンダーインタビュー
日本のバー文化を継承する
上海“星座バー”の名物バーテンダー。
<前編>
#Interview
Kin ZhongLei by「Bar Constellation」
All Photos by Norihisa Ichimura
世界有数の発展都市にして中国最大の経済都市、上海。
メインストリートのひとつ、淮海中路に平行する新楽路は、シャレたセレクトショップが立ち並ぶ閑静な並木通りだ。
ここにひっそりとたたずむ「Bar Constellation」。
地元の人々からは、“星座バー”の愛称で親しまれている。
「Constellationって、ちょっと覚えにくいでしょ? それで自然と“星座バー”と呼ばれるようになったんですよ」と語るのは、オーナー兼トップバーテンダーの金眾磊(Kin ZhongLei)さん。
上海で、いや中国国内のバー業界で、金(Kin)さんを知らない人はいない、という有名人だ。
日本バーテンダー協会(NBA)のメンバーのなかで、唯一の中国人バーテンダーでもある。
「Constellation」は新楽路の1号店のほかに、永嘉路の2号店、黄陂北路の3号店、そして上海の南にある寧波市内の寧波店と、全4店舗を展開している。
各店のテーマはそれぞれ、1号店がウイスキー、2号店はシングルモルト、3号店はバーボン。カクテルは各店舗共通だ。
オリジナルカクテルや奇をてらったカクテルは一切なし。
オーソドックスかつクラシックなカクテルで勝負する。
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