イタリアのバール文化について。
そしてフィレンツェの名物バールへ。<前編>

INTERVIEWバーテンダーインタビュー

イタリアのバール文化について。
そしてフィレンツェの名物バールへ。<前編>

#Interview

Libertario&Paolo Brothers by「L’Art Bar」

フィレンツェで「ネグローニ」が生まれたのは1920年のこと。21世紀の今、この街のカクテル文化は当時とさほど変わっていない。そのなかで、一軒、気を吐く店がある。古都の街角に潜む名物バールとは!?

文:Masakatsu Ikeda(フィレンツェ在住)

イタリアでカクテル。

底抜けにポジティブ、でなければ、華麗にスマート、をイメージしたくなる。

そう、一分の隙もないクラシコ・イタリアのスーツを着こなした伊達男のようなカクテル。

ところが実際にイタリアのバールで、あるいはカフェで、カクテルをオーダーしてみると、あっさり拍子抜けするような代物に出くわすことがある。

そればかりか、そもそもカクテルをオーダーできる店自体がごく限られているのだ。

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